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中学最後の大会でこれ歌ったけど全国いけなくて悔しかった思い出がある。いい曲
終(つい)の日のわたしを焼く 千の火をご用意くださっているのなら いまください 小分けにして 日にひとつずつ炎をください わたしのからだがまだ柔らかな蝋(ろう)であるうちに わずかなその火で わたしは熱いよろこびの涙を止めどなく滴(た)らすでしょう 部屋の隅隅にまで光をゆきわたらせ 春の野のよう 肌いちめんに花を咲かせもしましょう ひとかけらのパン屑(くず)をついばむ アッシジの僧院の庭雀のよう その火でふっくら太りもしましょう 街街(ちまたちまた)の屋根から廂(ひさし)へ お恵みの豊かさを布(ふ)れても回りましょう またしゃっきりと背すじ伸ばして 岬に立ち 闇の潮路に行き悩む船たちを照らしましょう わたしは標識(めじるし)となると同時に かなたの岸 見えない岸辺をこの目で確(たしか)と見とどけましょう わたしを焼く火が 終(つい)の日に最早すこしも残っていなかったら むくろはそのまま沙漠(さばく)に捨ててください わたしはわたしを 十全(じゅうぜん)に燃やしつくしたのです 朗らかに歌いながら沙漠に捨てに行ってください
中学最後の大会でこれ歌ったけど全国いけなくて悔しかった思い出がある。
いい曲
終(つい)の日のわたしを焼く 千の火をご用意くださっているのなら いまください 小分けにして 日にひとつずつ炎をください わたしのからだがまだ柔らかな蝋(ろう)であるうちに わずかなその火で わたしは熱いよろこびの涙を止めどなく滴(た)らすでしょう 部屋の隅隅にまで光をゆきわたらせ 春の野のよう 肌いちめんに花を咲かせもしましょう ひとかけらのパン屑(くず)をついばむ アッシジの僧院の庭雀のよう その火でふっくら太りもしましょう 街街(ちまたちまた)の屋根から廂(ひさし)へ お恵みの豊かさを布(ふ)れても回りましょう またしゃっきりと背すじ伸ばして 岬に立ち 闇の潮路に行き悩む船たちを照らしましょう わたしは標識(めじるし)となると同時に かなたの岸 見えない岸辺をこの目で確(たしか)と見とどけましょう わたしを焼く火が 終(つい)の日に最早すこしも残っていなかったら むくろはそのまま沙漠(さばく)に捨ててください わたしはわたしを 十全(じゅうぜん)に燃やしつくしたのです 朗らかに歌いながら沙漠に捨てに行ってください